【SUGINARI MORIMOTO(スギナリモリモト)】Lace Up Derby Shoes/Black

【SUGINARI MORIMOTO(スギナリモリモト)】Lace Up Derby Shoes/Black

販売価格: 107,800円(税込)

BRAND

SUGINARI MORIMOTO

SIZE

サイズ 詳細
40(25.0cm)
40.5(25.5cm)
41(26.0cm)

MATERIAL

Vaqueta Leather

DESCRIPITION

ブランドを代表するレースアップシューズです。

ダービーシューズをベースとしたデザインで、ベーシックなダービーシューズをさらにミニマルに表現すべく、縫製の箇所を減らして、カカト周りもシームレスに仕立てられています。
ダービーの特長である羽根の部分は小さめに設計して、通常よりも前の位置に取り付けることで、履き口を浅くスッキリした印象になるようにデザインされています。
また、アッパーを靴型(ラスト)に沿わせる釣り込みの作業は手釣りで行われています。機械で行う釣り込みと比べて革に対する負担も少なく、足馴染みに優れているという特徴があります。

木型は、デザイナー森本氏のビスポークシューズ製作の経験をもとに、日本人の足型の特徴を考慮して作られたドレス感とボリューム感とを持ち合わせたスクエアトウを採用しています。
足なりを再現した立体的な丸みのあるフォルムを意識し、カカト周りも日本人に合わせた小さめの作りで、ホールド感を重視しています。
また、歩行をし易くする為に、つま先を反り上げたローリング効果をラストに施してあります。履き込む程につま先の反りあがりは下がってきて、足に馴染むよう設計してあります。

アッパーには、イタリア・トスカーナ州サンタクローチェ・スッラルノにあるタンナーの、上質で肉厚なバケッタレザーが使用されています。
オリーブカラーのレザーをベースに、独自でブレンドした黒の染料で手染めされています。使い込むと下地のオリーブの色が少しづつ表面に出てきて、黒の染料と混ざった淡い色合いへと変化します。
シューレースもレザーと同じ染料で手染めされており、洗いざらしのため生地感の風合いがあります。

製法は前足部に“ブラックラピド製法”、中足部に“ウッドネイル製法”を採用しています。ブラックラピド製法はアッパーと中底革(インソール)、そしてコバ部分のパーツとなる中板革(ミッドソール)をマッケイ縫いで縫い合わせた後、本底革(アウトソール)のコバ部分にダシ縫いを掛ける製法です。
マッケイの利点であるしなやかさを持ちながら、マッケイ製法のデメリットである耐久性という問題点を解消する合理的な製法です。
ソールは重厚感のあるトリプルソールが採用されています。ソールに厚みがある分、ボリューム感が出過ぎないようにソールのウエスト部を削って絞りこみ、木釘を打ち込んで固定する“ウッドネイル製法”で仕上げています。
このウッドネイルは主に東欧の靴によく見られる意匠で、アウトソール側からインソールに掛けて下穴を開け、そこに木釘を打ち込んでソールを固定する、堅牢で柔軟性に優れた製法です。

最後に、ヒールを取り付け製品として完成した靴を、煮出した紅茶に漬け込みティーフィニッシュを施しております。これにより色合いに深みが増し、風合いもより雰囲気のあるものになっています。
中敷には「強い意志が道を切り開く」というデザイナーのメッセージが添えられています。

足に吸い付く様な履き心地の良さだけではなく、木型から素材、製法に至るまで一切妥協のない、拘りの詰まった逸品です。